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トリドリなストーリー 2


さて、まずは『Get up!』ですね。

既にMVも短いものが公開されていますー
ご堪能頂けていますでしょうか?

この曲で御一緒した蔦谷好位置さんとの出逢いは
J-WAVEの蔦谷さんプレゼンツのライブに出して頂いた時ですね。
ライブが終わった途端に
バーッと私のところに駆け寄って
「きっとこんなサウンドも合うし、こんなアプローチも面白いと思う!」
と、目を輝かせながらお話して下さったのが
とても印象的です。

そんなところから御縁もあって
音を共に創り出す作業をして頂けた事
とても嬉しかったです。

私は、喜怒哀楽のなかで
怒りの感情表現が一番下手くそだと思っています。
昔、姉と喧嘩をした時に、
心にも思っていない事を口走ってしまい
姉を傷付けた事、私自身も嫌な気持ちが残った事がトラウマになり
感情に任せて人と喧嘩する事が苦手に成ってしまいました。
怒りを感じても、グッと腹に納めてしまう癖が
未だに抜けないのです。

ですが、
逃げる事なく
ぶつかる事も必要なのです。
きっと
ちゃんと前に進む為に。

喧嘩をする意気込みを込めた歌なのです。

よーし
喧嘩するぞー



そして『さようなら あたし』

フェードアウトしたくなる瞬間
ありませんか?

私はあるのですよねー
特に一昔前は頻繁に。

目的地で降りたくない。
このまま何処か知らないところへ行ってしまいたい。
きっと私なんかがいなくなっても
誰も困らないし。

なんて、思っていました。

この曲を聴いた時に、昭和歌謡な哀愁を感じたので
私のこんな感情が引っ張り出されたのでしょうね。


この曲は亀田誠治さんに作曲をして頂きました。
今回初めましてだったのですが
御存知でいて下さった事がびっくりでしたし
とても光栄で、嬉しかったです。


この曲のキーワードは"ベースロック"と"百恵ちゃん"かな。

ギターロックという括りはよく耳にしますが
ベースロックは言われないのは何故でしょうね?

ベースで始まって
ベースのフレーズで曲が前へ進んで行く
そんな曲がずっとやりたくて
これをお願いするのに最適なのは
勿論亀田さんでしょう。
という事で
沢山の我が儘を聞いて頂きました。

本当にありがとうございます。
流石の格好良さです。


そして"百恵ちゃん"は
コーラスワークですね。

平メロ部分のコーラスが
昭和を感じさせるね。
何だか百恵ちゃんだね。
な始まりから
何処に百恵ちゃんを入れるかワキワキ楽しみました。

「どうする?ここ百恵ちゃんする?」

な感じで、絶妙な配置が出来たと思っています。

是非そこも必聴です。

トリドリなストーリー


制作秘話…なんて大それたものではないですが
少しずつ制作の時のお話をしていきますね。

気が付いたら日が過ぎてしまい
明日からは、悪しからず2曲ずつの紹介になります。


まずは『Obertura』

松本晃彦さんに楽曲提供をして頂きました。
共通の知人がいるので、存在は近く感じておりましたが
今回お話しさせて頂くのは初めて。

"踊る大走査線"を家族でよーく観ていたので
御一緒出来ると聞いた時の驚きと言ったらもう。
とても光栄でした。


録音をしたタイミングで
松本さんはロサンゼルスにいらしたので
6,000km以上離れているロスのスタジオと日本のスタジオをSkypeで繋ぎながら作業をする…
なかなか出来ない経験をさせて頂きました。
凄い時代になったものだー


今回のアルバムの曲の中では
一番最後の録音だったので
集大成として意気込み充分で臨んだものの
今までで一番、ドラム録音に手間取るという…
滅多に披露しないドラムロールの嵐で
変に緊張したのでしょうね。

総てが終わった時にロスは既に25:00。
松本さんの「もう寝るねー」の言葉でのお別れでした。
それでも楽しんで頂けたようで良かった。
画面越しの素敵な笑顔に救われました。


幕開けを格好良く飾って頂いたこの曲。
「ラテンロック」と私は位置づけました。

皆さんの御仕事も存分に詰まっていますから
しかと聴いて、ライブに遊びにいらして下さいねー

あっという間だ


何をしていたのかを訊かれると
パッとは思い出せないのですが
色々な場所にお邪魔しつつ
様々な状況に心を奪われつつ
諸々の準備をしていたら
あっという間に時間が経ってしまいました。

御挨拶も殆ど出来ずにごめんなさい。

まずはしかとアルバムを世に送り出すべく
準備を進めますよ。

またこの日記で
制作の思い出話もさせて頂きますね。